こんにちは。
東京でコーダーとして活動している母良田です。
HoloAshという会社にいます。
ところでみなさん、サービス、つくってますか?
僕は特に趣味と言えるものもほとんど無く、独身全裸中年男性であることから時間を持て余しているので、週末には日曜大工的に自分がつくりたいサービスをつくって戯れています。
つくったものはだいたいパブリックに公開できるようにしています。
しかし、公開してはみるものの、ほとんどのものはうまくいきません。
自分が生み出したものは我が子のように可愛いものです。
これらのものが少しでも供養できるようにどこかで消化するのもいいなと思い、ここに記録を残したいと思います。
(技術的な細かいことは書かず、それぞれのアイデアとそれに付随するストーリーについて主に書いています。)
東京でコーダーとして活動している母良田です。
HoloAshという会社にいます。
ところでみなさん、サービス、つくってますか?
僕は特に趣味と言えるものもほとんど無く、独身全裸中年男性であることから時間を持て余しているので、週末には日曜大工的に自分がつくりたいサービスをつくって戯れています。
つくったものはだいたいパブリックに公開できるようにしています。
しかし、公開してはみるものの、ほとんどのものはうまくいきません。
自分が生み出したものは我が子のように可愛いものです。
これらのものが少しでも供養できるようにどこかで消化するのもいいなと思い、ここに記録を残したいと思います。
(技術的な細かいことは書かず、それぞれのアイデアとそれに付随するストーリーについて主に書いています。)
Party
僕の趣味と言える数少ないもののなかに、音楽というものがあります。
Spotify愛してるよ。
SpotifyはDeveloper向けにAPIを公開しているのをご存知でしょうか?
よくできたもので、アーティスト、アルバム、トラックの検索からサンプル音源、それぞれのユーザにパーソナライズされた情報まで、このAPI経由で取得することができます。
Spotify愛してるよ。
SpotifyはDeveloper向けにAPIを公開しているのをご存知でしょうか?
よくできたもので、アーティスト、アルバム、トラックの検索からサンプル音源、それぞれのユーザにパーソナライズされた情報まで、このAPI経由で取得することができます。
このサービスは簡単に言うと、音楽を誰かと一緒に聴きながらチャットもできるサービス です。
同じようなサービスで Roadtrip というものがあり、そのままここからインスピレーションを得たことが起源になっています。
(Roadtripの中の人がサービスに登録してくれるという楽しい一幕もありました。)
聴いている音楽を共有してもらうことで、自分が知らない、誰かが好きな音楽、を発見できるのはすごい楽しそうだという仮説がありました。
Sptifyの貧弱なソーシャル機能を補うことができる可能性を秘めているのです。
(これは私見ですが、SpotifyはプレイヤーとしてのUXを最優先にしている気がするため、Spotify本体でソーシャルな機能を強化していくことは近々ではないだろうという仮説もありました。)
SpotifyにはPlayer APIが存在しており、プレイヤーにまつわるあれこれを操作することも可能です。
裏側の仕組みとしては、あるユーザが再生しているトラックの情報を共有すれば、他のユーザのプレイヤーからもフル音源を再生することが可能なのです!
(自由にトラックを再生するために、Spotify Premium Planが必須ですが...)
意気揚々とササッとつくって公開したのはいいものの、ここで問題にぶち当たります。
そうです。鶏と卵問題です。
同じようなサービスで Roadtrip というものがあり、そのままここからインスピレーションを得たことが起源になっています。
(Roadtripの中の人がサービスに登録してくれるという楽しい一幕もありました。)
聴いている音楽を共有してもらうことで、自分が知らない、誰かが好きな音楽、を発見できるのはすごい楽しそうだという仮説がありました。
Sptifyの貧弱なソーシャル機能を補うことができる可能性を秘めているのです。
(これは私見ですが、SpotifyはプレイヤーとしてのUXを最優先にしている気がするため、Spotify本体でソーシャルな機能を強化していくことは近々ではないだろうという仮説もありました。)
SpotifyにはPlayer APIが存在しており、プレイヤーにまつわるあれこれを操作することも可能です。
裏側の仕組みとしては、あるユーザが再生しているトラックの情報を共有すれば、他のユーザのプレイヤーからもフル音源を再生することが可能なのです!
(自由にトラックを再生するために、Spotify Premium Planが必須ですが...)
意気揚々とササッとつくって公開したのはいいものの、ここで問題にぶち当たります。
そうです。鶏と卵問題です。

ユーザがいなければ、まだ知らぬ、けど誰かが好きな音楽、を発見することは困難です。
そして驚くべきことに、今現在自分が聴いている音楽を他の誰かにシェアしようというモチベーションが、僕自身のなかにもあまり無いことに気が付きました。
(ここをもっと簡素にするUXを生み出せればよりベターになるかもしれない。)
ユーザがいなければ面白くないので、作者である僕自身も楽しめないサービスと相成ってしまったのです。
これにより、惜しまれつつもこのサービスに使う時間は徐々になくなっていくこととなりました。
音楽を聴きながら誰かとチャットをするというよりは、Spotifyで音楽を再生したら自動的に検知してパプリックにリストするというものにしたほうが良いかなあと思うところもあり、このアイデア自体には再トライしたいと思っています。
音楽を聴きながら誰かとチャットをするというよりは、Spotifyで音楽を再生したら自動的に検知してパプリックにリストするというものにしたほうが良いかなあと思うところもあり、このアイデア自体には再トライしたいと思っています。
Photograph
ある日、友人であるB-Boy兼カメラマンの佐藤くんとの会話でこのようなものがありました。
カメラで撮りためた画像を整理するアプリってなかなかいいものがないんだよね...
どうやら彼は、画像ファイルをリネームし日付を与えることで整理するという行為に及んでいたようなのです。
画像ファイルにはExifというメタデータが含まれており、そこには日時や位置情報などが含まれているということで、
そのメタデータを使用しファイルのリネームを一括で行うようなアプリを使用しているらしいのです。
調べてみると、確かにこの領域でデファクトスタンダードと言えそうなものは無く、ぱっとしない有料アプリが散見されているような状況でした。
要件としては日付ごとに整理された画像ファイルをLocalで管理したい(かも)ということのようです。
良い題材だと思いました。
前回 鶏と卵問題 a.k.a 個人開発者マーケティングできない問題 にぶち当たった僕は、次なにかに取り掛かるなら、もっと現実的で身近なIssueを解決するためのツールに寄せたほうが良いのではないかと考えている最中だったのです。
そしてできあがったMacアプリがこれです。
(Electron始めて触った。)
ローカルの画像ファイルを舐め回す。
そして日付をもとに整理する。
実際のファイルのリネームは行わないけど、Viewerとして機能するFinderライク (?) なUIのものが出来上がりました。
それを友人に送りつけました。
いいね という反応はありましたが、いまいち手応えがないと僕の中の僕が叫んでいます。
結果として、その友人のポイントとしては、実際にファイルをリネームしてFinder上で整理されているという現状のワークフローを簡素にするGoodなアプリを求めているということで、つくったものはいまいちマッチしていないようでした。

ヒアリングの結果をもとに機能改善を行っていくことも可能でしたが、モチベーションを維持できずにフェードアウトする結果となりました。
そもそもの動機が僕の中から湧き上がってきたものではなく、B-Boyではない僕自身がユーザにはなりえないことが大きな要因だったと思います。
サービス開発は難しいね。
Muse
ムーサ(古希: Μοῦσα, Musa)またはムサは、ギリシア神話で文芸(μουσικη; ムーシケー、ムシケ)を司る女神たちである。複数形はムーサイ(Μοῦσαι, Musai)。英語・フランス語のミューズ (英語・フランス語単数形: Muse、フランス語複数形 Muses) やミューゼス (英語複数形: Muses) としても知られる。
Wikipedia より
(muse.band というドメインをまだ持っているので、 Muse from UK に売りつけようかと考えています。)
Museというのはざっくりいうとエンタメ的な領域を司るギリシャ神話に登場するGODであり、ゼウス様の子供であり、Music, Museum の語源と言われているとかいないとか。
某ラブライブに登場する μ's (ミューズ) というアイドルグループの名前も、アイデアの起源はおそらくギリシャ神話でしょうということが容易に想像できます。
(muse.band というドメインをまだ持っているので、 Muse from UK に売りつけようかと考えています。)
Museというのはざっくりいうとエンタメ的な領域を司るギリシャ神話に登場するGODであり、ゼウス様の子供であり、Music, Museum の語源と言われているとかいないとか。
某ラブライブに登場する μ's (ミューズ) というアイドルグループの名前も、アイデアの起源はおそらくギリシャ神話でしょうということが容易に想像できます。
ツールをつくるべき期にいいる僕は何をつくるべきなのか考えていました。
巷では音声コンテンツがくるぞと言われている昨今ですが (?)、このサービスのアイデアはそれに絡めたもので、YoutubeのコンテンツをPodcastとして配信するというものでした。
Youtube。
今では数え切れないほどの配信者がクオリティの良し悪しに関わらず動画を配信しており、コンテンツに溢れています。
なかには音声コンテンツとして聴いてもなかなかイケそうなのがあるのではないかという発想で、Google認証してくれればあとはこっちで自動的にRSSをつくってSpotifyやGoogle, Apple等の各プラットフォームに配信するよというものです。
動画を制作してYoutubeに配信している方にとっては、なんの手間もなく音声コンテンツに変換して露出を増やせるというのは訴求ポイントとしてはイケてるのではないのかと考えており、そこに対してお金を払ってもらうイメージも比較的しやすいと思っていました。
Youtubeをやってはいるけど伸び悩んでいる、さあ次どうしようと思っている有象無象の方々に使っていただけるであろうという確信めいたものがありました。
また、データが集まれば、新規のポッドキャストなかなか聴くに至らない問題 を解決するためのDiscover ポータル的なものに将来的にはなり得るだろうという夢のある構想も抱いていました。
ここでどういう風の吹き回しか、
実際に製品を構築する前にアイデアの有用性を検証すべき
という発想に至り、コンセプトを説明するためのWebページを公開し、リード顧客を先に集めようということをします。
と同時に、自分でもコンテンツ配信をする側の体験をするべきだという考えから、僕自身がYoutubeでの配信をするということをやり始めたのです。
するとどうでしょう。
コンテンツをつくり続けるというのはとても辛いではありませんか。
毎日投稿とかをしているクリエイターの人たちなんて、もう狂気の沙汰だと思いました。
そうこうしているうちにこのアイデア自体に飽きてしまい、リード顧客自体もたいして集まっていないことも相まって、いつしかこのサービスの構想は忘れ去られてしまいました。
巷では音声コンテンツがくるぞと言われている昨今ですが (?)、このサービスのアイデアはそれに絡めたもので、YoutubeのコンテンツをPodcastとして配信するというものでした。
Youtube。
今では数え切れないほどの配信者がクオリティの良し悪しに関わらず動画を配信しており、コンテンツに溢れています。
なかには音声コンテンツとして聴いてもなかなかイケそうなのがあるのではないかという発想で、Google認証してくれればあとはこっちで自動的にRSSをつくってSpotifyやGoogle, Apple等の各プラットフォームに配信するよというものです。
動画を制作してYoutubeに配信している方にとっては、なんの手間もなく音声コンテンツに変換して露出を増やせるというのは訴求ポイントとしてはイケてるのではないのかと考えており、そこに対してお金を払ってもらうイメージも比較的しやすいと思っていました。
Youtubeをやってはいるけど伸び悩んでいる、さあ次どうしようと思っている有象無象の方々に使っていただけるであろうという確信めいたものがありました。
また、データが集まれば、新規のポッドキャストなかなか聴くに至らない問題 を解決するためのDiscover ポータル的なものに将来的にはなり得るだろうという夢のある構想も抱いていました。
ここでどういう風の吹き回しか、
実際に製品を構築する前にアイデアの有用性を検証すべき
という発想に至り、コンセプトを説明するためのWebページを公開し、リード顧客を先に集めようということをします。
と同時に、自分でもコンテンツ配信をする側の体験をするべきだという考えから、僕自身がYoutubeでの配信をするということをやり始めたのです。

するとどうでしょう。
コンテンツをつくり続けるというのはとても辛いではありませんか。
毎日投稿とかをしているクリエイターの人たちなんて、もう狂気の沙汰だと思いました。
そうこうしているうちにこのアイデア自体に飽きてしまい、リード顧客自体もたいして集まっていないことも相まって、いつしかこのサービスの構想は忘れ去られてしまいました。
ちなみにPodcastというものは、はるか昔僕が高校生の頃にはじめて iPod touch を手にした頃からPodcastとして存在しており、その何年後かあたりから聴いている Bilingual News は驚くべきことに今でも続いていて、毎週楽しませてもらっています。
(そのころは、デバイスを傾けると画面内のビールが傾く、みたいなアプリが人気だったりした記憶があります。)
コンテンツつくるの超辛い という先の自身の経験からも、こうして10年にさしかかろうという長い期間番組をつくりつづけているMami & Michael の超人っぷりに感服いたします。
愛聴している Rebuild も同時期くらいから始まっているようです。
狂ってる。(褒めてる。)
アイデア自体はイケるのではという幻想がまだあるので、だれか代わりにやってくれる人がいたらやってみてください!
いかがでしたでしょうか (いかがでしたでしょうか)
何事もそうだと思いますが、継続するという第一の関門がまず立ちはだかり、そこを突破するためにもモチベーションを保ち続けること、もしくは他人のモチベーションが乗るということが非常に重要なので、自分自身が興味をもてる領域かということと、そもそも誰か (or 自分) にとってニーズがありそうかということのバランス感はアイデアの構想時点でもある程度考慮しても良さそうだなと思いました。
某BBS管理人がいつだったか、
成功か失敗かってどうやって判断すんの。自分自身がユーザとして使えて、それで満足したなら成功じゃん。だから俺は失敗したことはない。
的なニュアンスの暴論を言っていたような気がしなくもないので、ある意味ではそういった観点で、気軽に、ものづくりを楽しんでいければいいよねと思っていたりします。
おいらは。
それではみなさん、良いものづくりライフを。
完
某BBS管理人がいつだったか、
成功か失敗かってどうやって判断すんの。自分自身がユーザとして使えて、それで満足したなら成功じゃん。だから俺は失敗したことはない。
的なニュアンスの暴論を言っていたような気がしなくもないので、ある意味ではそういった観点で、気軽に、ものづくりを楽しんでいければいいよねと思っていたりします。
おいらは。
それではみなさん、良いものづくりライフを。
完