先日、同僚のマネージャーとご飯に行った時に「なぜ日本のネット系企業が海外でうまく成功できないのか?」という話になりました。アメリカどころかアジアでも日本のウェブサービスやアプリがうまくいってる例って聞かないですよね。時価総額数百億みたいな会社でも普通に利益の99%日本だったりする。ネット系じゃないドンキホーテや一風堂やスズキみたいな企業はけっこううまく入り込んでるのに。
これについて呑みながらあれやこれやと話しました。まずはいくつか仮説をみんなで考えてみました。
まず、そもそも日本企業だろうがなかろうがどの国も(アメリカ企業以外)キツイ説。だけど、現実的に中国とかインドとか台湾とか韓国とかの企業ってかなりアウトバウンドビジネスやってるんですよね。いま日本で流行っているゲームやアプリ、サービスの多くは海外企業です。彼らはうまく日本に入ってきてる。じゃあなんで逆はできないんだろう?
次に来る仮説が、日本は内需があるから海外に行かなくていい説。よく言われます。日本は内需があるから海外に行かなくても起業が成立できるという理論です。昔はそうだったかもしれませんが、今本当に日本だけで生きれるくらい内需ってありますかね?不思議なことに、だいたいの企業に「海外事業ってどうなんですか?」って聞くと、ほとんどの会社が「いや、やらないとと思ってます!」「やりたいです!」って答えるんですよ。つまり、やりたいわけです。だけどうまく進まない。ここもよくわからない。
次によくある仮説が、英語できない説。これも実際にビジネスすればわかりますが、台湾の人も韓国の人もそんなに英語が流暢ではないです。たしかに日本よりはマシかも知れませんが、とは言えそんなにできるわけではないし、日本にだって英語できる人は最近増えてます。
で、結論多分これだよねってみんななったのが、やはりマインドの問題。海外の企業にとって日本でビジネスをするっていうのは、ちょっと隣の県に店を出すくらいの感覚なんですよね。言ってみれば茨城県のラーメン屋さんが、ちょっと栃木県にも出してみるみたいな感じです。京都でやっていた洋服屋さんが、ちょっと滋賀県や大阪府に店を出してみるみたいなイメージ。実際の難易度がそんな感じかは置いておいて、マインドとしてはそのぐらいカジュアルのわけです。だから、やれるやれないというより、やって当たり前。準備とかも適当だし、とりあえず来ちゃう。
逆に言うと、自分の国だけでビジネスしていると言うのは、世界を日本で例えると鳥取県だけでビジネスをしているとか、島根県だけでビジネスをしているとか、秋田県だけでビジネスをしているみたいな感じなんです。いや無理に出ろと言わないですよ。だけど普通に考えたら、隣の県だろうがチャンスがあればやってみようって気になりますよね。そういう感じなんです。
一方で日本の企業はやっぱり構えちゃうわけです。言ってみたら「え?違う惑星に行くんですか?」ってくらい準備に準備を重ねる。通貨や言語の問題、法令、企業文化、本当に死ぬほど準備する。むちゃくちゃ時間がかかる。そうするとバッターボックスに立てる量が圧倒的に少ない。
これなんじゃないかと。
そしてやっぱり忘れてはいけないのはハングリー精神。自分たちの会社が天下を取ってやるぞ。世界に羽ばたいてやるぞと言う強い気持ちは持って毎日を過ごしているかどうかも大きな差な気はしています。
中国企業とかインド企業とか、誤解を恐れずにいうと図々しいくらい来ますからね。どんどん来ちゃう。で、初めは「よくこんなので来たな」と思うわけです。マジで何も知らずに平気できます。で、案の定どんどん失敗する。だけどそんなの気にしない。超高速に改善を進めて、いつのまにか「あれ?なかなかいいじゃん?」ってなってる。「来年はLAとロンドンとバンコクとオランダに拠点を置く予定だ!」とか平気で言ってくるわけです。で、現地のエージェントを使っていい人を高い給与で雇ってとりあえず攻めに行く。次の年に聞いたら全部無くなってたりする(笑)だけど、そのうち10潰れて、1つか2つか少し当たはじめる。そこでノウハウが蓄積されて、次は成功確率が上がる。気がつけば国外ビジネス(Export)が普通になってる。
全員が世界を目指す必要はないですが、個人的にはこれだけ世界の距離は縮まってるんだから、もう少し心理的ハードルが下がるといいなとは思います。
これについて呑みながらあれやこれやと話しました。まずはいくつか仮説をみんなで考えてみました。
まず、そもそも日本企業だろうがなかろうがどの国も(アメリカ企業以外)キツイ説。だけど、現実的に中国とかインドとか台湾とか韓国とかの企業ってかなりアウトバウンドビジネスやってるんですよね。いま日本で流行っているゲームやアプリ、サービスの多くは海外企業です。彼らはうまく日本に入ってきてる。じゃあなんで逆はできないんだろう?
次に来る仮説が、日本は内需があるから海外に行かなくていい説。よく言われます。日本は内需があるから海外に行かなくても起業が成立できるという理論です。昔はそうだったかもしれませんが、今本当に日本だけで生きれるくらい内需ってありますかね?不思議なことに、だいたいの企業に「海外事業ってどうなんですか?」って聞くと、ほとんどの会社が「いや、やらないとと思ってます!」「やりたいです!」って答えるんですよ。つまり、やりたいわけです。だけどうまく進まない。ここもよくわからない。
次によくある仮説が、英語できない説。これも実際にビジネスすればわかりますが、台湾の人も韓国の人もそんなに英語が流暢ではないです。たしかに日本よりはマシかも知れませんが、とは言えそんなにできるわけではないし、日本にだって英語できる人は最近増えてます。
で、結論多分これだよねってみんななったのが、やはりマインドの問題。海外の企業にとって日本でビジネスをするっていうのは、ちょっと隣の県に店を出すくらいの感覚なんですよね。言ってみれば茨城県のラーメン屋さんが、ちょっと栃木県にも出してみるみたいな感じです。京都でやっていた洋服屋さんが、ちょっと滋賀県や大阪府に店を出してみるみたいなイメージ。実際の難易度がそんな感じかは置いておいて、マインドとしてはそのぐらいカジュアルのわけです。だから、やれるやれないというより、やって当たり前。準備とかも適当だし、とりあえず来ちゃう。
逆に言うと、自分の国だけでビジネスしていると言うのは、世界を日本で例えると鳥取県だけでビジネスをしているとか、島根県だけでビジネスをしているとか、秋田県だけでビジネスをしているみたいな感じなんです。いや無理に出ろと言わないですよ。だけど普通に考えたら、隣の県だろうがチャンスがあればやってみようって気になりますよね。そういう感じなんです。
一方で日本の企業はやっぱり構えちゃうわけです。言ってみたら「え?違う惑星に行くんですか?」ってくらい準備に準備を重ねる。通貨や言語の問題、法令、企業文化、本当に死ぬほど準備する。むちゃくちゃ時間がかかる。そうするとバッターボックスに立てる量が圧倒的に少ない。
これなんじゃないかと。
そしてやっぱり忘れてはいけないのはハングリー精神。自分たちの会社が天下を取ってやるぞ。世界に羽ばたいてやるぞと言う強い気持ちは持って毎日を過ごしているかどうかも大きな差な気はしています。
中国企業とかインド企業とか、誤解を恐れずにいうと図々しいくらい来ますからね。どんどん来ちゃう。で、初めは「よくこんなので来たな」と思うわけです。マジで何も知らずに平気できます。で、案の定どんどん失敗する。だけどそんなの気にしない。超高速に改善を進めて、いつのまにか「あれ?なかなかいいじゃん?」ってなってる。「来年はLAとロンドンとバンコクとオランダに拠点を置く予定だ!」とか平気で言ってくるわけです。で、現地のエージェントを使っていい人を高い給与で雇ってとりあえず攻めに行く。次の年に聞いたら全部無くなってたりする(笑)だけど、そのうち10潰れて、1つか2つか少し当たはじめる。そこでノウハウが蓄積されて、次は成功確率が上がる。気がつけば国外ビジネス(Export)が普通になってる。
全員が世界を目指す必要はないですが、個人的にはこれだけ世界の距離は縮まってるんだから、もう少し心理的ハードルが下がるといいなとは思います。