今年に入って、僕ともう1人の同僚で社内向けのポッドキャストを始めました。約半年で20回ほど収録を重ねてきて、いろいろ多くの気づきがあったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。
きっかけと背景
始めたきっかけは、社内にある魅力的な話をもっと自由な形式で、時間の制約を受けずにコンテキストも含めて、じっくり、のんびり聞けたら面白いんじゃないか?と思ったことです。従来の社内プレゼンや対談(いわゆるLTやパネル形式)では、時間や形式の制約があるため、せっかくいい話なのにコンテキストや細かい話が省略されてしまって、どうも物語として伝わりきれてないなと感じていました。また、準備の負担が大きいため、忙しい方々から話を聞く機会が限られていました。
そこで、時間の制約がなく、準備もほぼいらない社内向けポッドキャストを、奇しくも、同じ時に同じような課題を感じていた同僚と、完全な個人プロジェクトとして始めることにしました。会社の業務でも、予算がついているわけでもなく、純粋に我々2人の個人の取り組みです。
そこで、時間の制約がなく、準備もほぼいらない社内向けポッドキャストを、奇しくも、同じ時に同じような課題を感じていた同僚と、完全な個人プロジェクトとして始めることにしました。会社の業務でも、予算がついているわけでもなく、純粋に我々2人の個人の取り組みです。
ポッドキャストの形式と特徴
このポッドキャストでは、社内のメンバーにゲストとして参加してもらっています。キャリアの話、働き方の話、さらには個人の趣味や価値観まで、幅広いトピックについて話してもらっています。僕ともう1人のホストが質問し、ゲストが答える形式です。
実際に初めてみると、音声メディアと社内ポッドキャストの素晴らしい可能性を感じることができました。
まず、準備が少なく済むため、枠にとらわれない自由な会話ができます。例えば、あるチームの取り組みについて話すときに、公式の発表では省略されがちな裏話や苦労話まで含めて共有してもらうことができます。また、スクリプトやスライド作成が不要で、服装も気にせずカジュアルに収録できるため、上の方々も参加しやすくなりました。
さらに、マイク1本で雑談感覚で収録できるカジュアルな雰囲気も、ポッドキャストの特徴です。ゲストの方々も、大勢の前でプレゼンをするときのような緊張感がなく、リラックスした状態で話せるため、普段は聞けないような本音をお話いただけることも多く、コンテンツとしてかなり面白いものができていると思っています。
実際に初めてみると、音声メディアと社内ポッドキャストの素晴らしい可能性を感じることができました。
まず、準備が少なく済むため、枠にとらわれない自由な会話ができます。例えば、あるチームの取り組みについて話すときに、公式の発表では省略されがちな裏話や苦労話まで含めて共有してもらうことができます。また、スクリプトやスライド作成が不要で、服装も気にせずカジュアルに収録できるため、上の方々も参加しやすくなりました。
さらに、マイク1本で雑談感覚で収録できるカジュアルな雰囲気も、ポッドキャストの特徴です。ゲストの方々も、大勢の前でプレゼンをするときのような緊張感がなく、リラックスした状態で話せるため、普段は聞けないような本音をお話いただけることも多く、コンテンツとしてかなり面白いものができていると思っています。
Optionality という考え方
多くの人から「もう業務ですよね?予算とかつけてもらったらどうですか?」と言われることも多いのですが、個人プロジェクトとして運営していることの意義は実は大きいと感じています。なぜなら、仕事にしないことで、すべての決定を自由に行えるからです。これは「Optionality(選択可能性)」という概念にも通じるものがあります。
例えば、収録の頻度、ゲストの選び方、話すトピックなどを完全に自分たちの裁量で決められます。成長や数字にとらわれず、「ゆるく長く細く」をモットーに続けられる環境が整っているのです。
このゆるさを保つために、僕たちホストからは積極的に告知したりしないようにしています。告知すると聞かないといけないコンテンツになっていまうからです。こうすることで、プレッシャーを感じずに、本当に話したいことを話せる環境を維持できています。
そして、自分たちで運営資金を負担することで、制約のない自由な活動が可能になっています。例えば、ポッドキャストのステッカーを作ったり、リスナーとのオフ会を開催したり(もちろん割り勘です)、オリジナルのコースターを制作したりしました。これらの活動は、会社のプロジェクトだったら予算の承認や様々な手続きが必要になりますし、ROIを考えないといけません。しかし、個人プロジェクトなら好き勝手にできます。思いついたらすぐに実行に移せるのです。ROIを特に考えず、オモロイと思えばすぐにやれる、その感じがリスナーとの距離を縮め、コミュニティをより心地よく高めるのに役立っています。
もう少し突っ込んで書くと、今の社会では言いたいことを断定して言いづらくなっているという現状があります。特に職場環境という公式な場で何かをしたり、話したりするときには様々なことに配慮する必要があります。しかし業務でなければ、自由に誰からの制約を受けることなく好き放題できます。純粋に面白いと思う内容に集中できるため、結果的にリスナーにとっても魅力的なコンテンツになっているようです。
「Optionality(選択可能性)」の大切さを日々感じています。
例えば、収録の頻度、ゲストの選び方、話すトピックなどを完全に自分たちの裁量で決められます。成長や数字にとらわれず、「ゆるく長く細く」をモットーに続けられる環境が整っているのです。
このゆるさを保つために、僕たちホストからは積極的に告知したりしないようにしています。告知すると聞かないといけないコンテンツになっていまうからです。こうすることで、プレッシャーを感じずに、本当に話したいことを話せる環境を維持できています。
そして、自分たちで運営資金を負担することで、制約のない自由な活動が可能になっています。例えば、ポッドキャストのステッカーを作ったり、リスナーとのオフ会を開催したり(もちろん割り勘です)、オリジナルのコースターを制作したりしました。これらの活動は、会社のプロジェクトだったら予算の承認や様々な手続きが必要になりますし、ROIを考えないといけません。しかし、個人プロジェクトなら好き勝手にできます。思いついたらすぐに実行に移せるのです。ROIを特に考えず、オモロイと思えばすぐにやれる、その感じがリスナーとの距離を縮め、コミュニティをより心地よく高めるのに役立っています。
もう少し突っ込んで書くと、今の社会では言いたいことを断定して言いづらくなっているという現状があります。特に職場環境という公式な場で何かをしたり、話したりするときには様々なことに配慮する必要があります。しかし業務でなければ、自由に誰からの制約を受けることなく好き放題できます。純粋に面白いと思う内容に集中できるため、結果的にリスナーにとっても魅力的なコンテンツになっているようです。
「Optionality(選択可能性)」の大切さを日々感じています。
自分にもメリットが多くあった
そして、このポッドキャストを始めたことが、僕自身の考え方や価値観を伝える機会にもなっており、予想外の効果として社内での自己表現の場にもなっています。僕自身も、ゲストとの対話を通じて自分の仕事に対する考え方や価値観を語る機会が増え、思わぬところで「ポッドキャスト聞きました」「しょうほさんのあの話を今度もう少し聞かせてください」と声をかけられることも少なくありません。オフ会での交流も、普段の仕事では関わることのない人たちと知り合えるきっかけになっています。
さらに、音声編集や配信の技術など、新しいスキルにチャレンジする機会にもなっており、個人的な成長にもつながっています。最初は音質も悪く、編集も不慣れでしたが、YouTubeで勉強しながら少しずつ改善していき、少しずつですが、より良い音声コンテンツを提供できるようになってきました。
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ポッドキャストは、組織内のコミュニケーションや個人の成長に大きな可能性を秘めています。特に、今の社会環境下では、自由な発言の場を提供するという意味でも重要な役割を果たせると感じています。想像以上に多くの学びと気づきを得ることができる素晴らしい経験です。興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。
さらに、音声編集や配信の技術など、新しいスキルにチャレンジする機会にもなっており、個人的な成長にもつながっています。最初は音質も悪く、編集も不慣れでしたが、YouTubeで勉強しながら少しずつ改善していき、少しずつですが、より良い音声コンテンツを提供できるようになってきました。
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ポッドキャストは、組織内のコミュニケーションや個人の成長に大きな可能性を秘めています。特に、今の社会環境下では、自由な発言の場を提供するという意味でも重要な役割を果たせると感じています。想像以上に多くの学びと気づきを得ることができる素晴らしい経験です。興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。