Shoho Kozawa

December 2, 2024

仕事ができる人の特徴

仕事ができる人というのは「ここまでいければ、あとはやればいいだけ」っていうところまでを最速で持っていくのが得意な人だと思っています。

不確実性に対する対処というやつです。

たとえば、あるプロジェクトがあったとします。

仕事ができる人というのは、このプロジェクトのどこに目的達成を不確実にしている原因(うまくいくかわからない、そのプロジェクト全体の成否に関わる部分)があるのかをなんとなく見極めることができます。

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そして、まずそこから取り掛かります。他は無視です。たとえば、これがプロジェクトの全体だとすると、不確実性を高めている元凶となっているマスに色を塗って、そこから始めるわけです。不確実性を高めている原因をとにかく先に潰します

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面白いのが、このやり方をすると、外から見てると全然進んでないように見えるというところなんです。それもそのはず、1番難易度が高いところから取り組んでいるので、それほど順調には進みません。周りもすごく心配になります。

しかし、本人からすれば「ここさえクリアできれば、うまくいくことが確定する」というポイントから攻略しているわけなので、進捗が遅くても全然気にしません。逆にここがクリアできないなら、さっさとピボットするか、撤退するか、ゴールを変えるか、何かしないといけないということになります。これをなるべく早く見極めたいわけです。

変に聞こえますが、これらの人にとってのゴールは、プロジェクトの成功というより、むしろ「あとはやれば達成できると確信を持てるところまで不確実性を落とすこと」なのです。なぜなら、そのようにできれば、その先は「仕事」ではなく「作業」にできるからです。

一方で、仕事がうまくできない人は、往々にして手をつけやすそうなところからとりあえずやっていきます。つまり不確実性が高いまま、原因に向き合って対処しません。そうすると、タスク自体はどんどん消化されていきます。進捗もいいので、上司にも「大丈夫です」と報告します。しかし、最後の最後には残ったボスキャラにやられてプロジェクト全体は失敗します。

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厄介なことに、こなしたタスク量だけ見ると、できるところから着手した方が多くなるので「大体うまくいった」「あともう一歩だった!」と自分では感じます。しかし、実際には初手が間違っているのでもう一歩でも何でもありません。間違った方向での努力です。

詰まるところ、

「よし。これでうまくいくことは確定した。あとはやるだけなので、ま、最悪徹夜すればいいや」

というところまでいかに持っていけるか?ということなのです。

コツ
  • プロジェクト全体を見渡す
  • 目標達成への不確実性を高めている部分を特定する
  • 目標達成への不確実性を高めている部分をまずは潰す
  • 残りはただの作業。時間がある時にやればいい


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