Youhei Takeguchi

May 29, 2025

散髪は父との思い出

今日は理髪店に散髪に行った。
思いっきり短くしたくなったので坊主頭にしてもらった。バリカンで丸刈りにされるのかと思ったが、ちゃんとハサミで短くしてくれた。
チョキチョキと音がするたびに短い髪の毛が落ちてくる。なぜか妙に懐かしい気持ちになった。子供の頃に父と通っていた理髪店のことを思い出した。母の店と同じ商店街にあった洒落た雰囲気の店だった。
父親は幼い僕を連れて行くと「スポーツ刈りにしてくれ」と頼んでいたっけ。スポーツ刈りって坊主頭よりは長いけど、かなり短めの髪型だったと記憶している。この時はバリカンで丸刈りするのと違ってハサミで仕上げてくれていた。もしかしたら丸刈りの時も最後はハサミを使っていたかもしれないが、あまり覚えていない。
今日は髪を切ってもらいながらそんなことを考えていた。大人になってからは散髪してても普段はそこまで髪の毛が顔につくこともないんだけど、短い髪の毛が顔いっぱいについた。こんなことも懐かしい。
前髪を切っている最中に喋ると口の中に髪が入ってしまうのでしばらく黙っていたら、店主がたまりかねたように喋り出した。大人同士だから何か喋ってないと気まずくなるんだな。もう子供ではない。
散髪をして頭部はかなり格好良くなった。生え際をバリカンで真っ直ぐに揃えたら、ハリウッドの映画なんかで見るタフな軍人みたいになった。やっぱりスポーツ刈りとは違うんだな。

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