Shoho Kozawa

January 8, 2024

カンボジアのシェムリアップ(アンコールワット)に行ってきた

2024年の新年は、ホーチミンから移動してアンコールワットで有名なカンボジアのシェムリアップで友人家族と過ごしました。シェムリアップは2013年に行った以来なので10年ぶりです。

シェムリアップは行くのがちょっと大変

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シェムリアップは日本からの直行便が飛んでいないので、アジアの主要都市で乗り継ぎをする必要があります。バンコクか、ホーチミン、ハノイ、シンガポールあたりから乗り継ぎをする人が多いようです。

さらに、カンボジア入国には観光ビザの取得が必要になります。ビザはオンラインであらかじめ取得するか、事前に取っていなくても到着時に到着ビザ取得することができますが、入国審査前の到着ビザカウンターはとても混雑するのでオンラインで取得しておくことをオススメします。

シェムリアップ空港から1時間で中心部へ

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2023年の冬、シェムリアップ空港は新しい場所に移転しました。10年前に訪れた時には、空港が中心部からわずか10分くらいのところにあって、便利すぎて感動したのですが、年々増える観光客に対応できず、街から50キロ、車で1時間くらいのところに国際空港が移転されました。

新シェムリアップ空港の周りは本当に何もありません(陸の孤島)。Grab が使えるのかもしれませんが、もし周りに車がいないと移動手段がなくて詰むので、ホテルの送迎をつけることをオススメします。我々もホテルにあらかじめ送迎を頼んでいたので、到着したところにネームプレートを持ったドライバーさんが待ってくれていて、快適にホテルまで向かうことができました。

参考: シェムリアップ・アンコール国際空港[SAI]と市内間のアクセス方法【2024年情報】

シェムリアップ市内の周辺は正直超田舎です。街を少し出ると、道路は舗装されていないし、店という店もほぼありません。ただシェムリアップ中心部は、観光客と地元の若者で活気があります。年末年始になるとプノンペンなどカンボジア国内からも人が来るそうです。日本でいう京都や金沢みたいなイメージだと思います。

シェムリアップ中心部はコンパクトシティ

空港から1時間ほどでシェムリアップ中心部に到着しました。10年の間に随分発展したようで、スタバやおしゃれカフェもたくさんできていて、スーパーやコンビニも簡単に探すことができました。移動は Grab (ライドシェア)を呼べば、どこにいても 5分くらいでトゥクトゥクが来てくれます。

参考: Grab [グラブ] の登録方法&使い方!カンボジアではトゥクトゥクも呼べる
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# ZANDO はカンボジアのセレクトショップっぽいお店でした。H&MやZARA、Forever21 などの商品が売られています
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# カンボジアの Starbucks で働いている人たち。とてもフレンドリーでした
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# スーパーで日本のものを買うこともできます

カンボジアのお金事情

カンボジアにはリエルという通貨がありますが、米ドルも対応しています。シェムリアップの ATM でお金を下ろすと米ドルが出てきますし、現地の銀行口座も米国ドル建てだそうです。注意点は $1 未満の端数になると、アメリカ通貨(セント)ではなくリエル紙幣で戻ってきます。たとえばお釣りが $2.5 だと、1ドル札が2枚と $0.5 に相当するリエル紙幣をもらいます。このため、リエル紙幣を意識的に使わないとどんどん溜まっていきます。

紙幣に対する警戒心は高く、本物のアメリカドルであっても、少しでも破れていたり汚れていたりすると受け取りを拒否される場合があります。僕も何回かほんの少し汚れているアメリカドルを拒否されました。

観光客を相手に商売しているような店は、大抵クレジットカードが利用できました。ホーチミンのほうがカード未対応の店が多かったように思います。

シェムリアップライフ

今回は、一番の繁華街である Pub Street から歩いてすぐの Golden Temple Residense というホテルに滞在しました。少しいい部屋にして、1部屋1泊12,000円くらいでした。スタッフの方がめちゃめちゃ親切で、何をお願いしても誠実に対応をしてくれるので、滞在は本当に快適でした。感謝です。
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カンボジアは年末年始でも昼は27-30度くらいまで気温があがるので、やはり街が活気に溢れるのは夜です。今回は年末年始ということもあって、すごい人でした。一番のメインストリートにステージができて、街全体がクラブみたいな感じになりますが、治安がそこまで悪いかと言われると全然そんなことはありませんでした。
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# メインストリートを全部潰して、爆音で踊り狂うお祭り状態

僕らは子供もいるのでホテルで過ごしました。ホテルではカンボジアの伝統的な踊りの披露があって、カウントダウンはホテルのスタッフさんとみんなでシャンパン飲みながらしました。
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# このあとみんなでステージに上がってワイワイしました

ご縁があった GOEN COFFEE

今回滞在したホテルの横に GOEN COFFEE という日本人の Kaitoさんがやっているカフェを見つけたので訪れました。もしシェムリアップ行くなら GOEN COFFEE に絶対行って、いろいろ話を聞くことをオススメします。8時から朝食をやっていて、小倉トーストが食べられますよ。

滞在中には、同じ場所でサウナとホステルやってる日本人のオーナーさんから、カンボジアの経済状況とか外国人がカンボジアでビジネスをする上で大切な情報なんかを教えてもらいました。夜はホルモン屋になるので、クメール料理に飽きた方はぜひ!

本当にご縁に感謝です!
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困ったことがあったらCAMBODIA NOTE

Kaito さんのお店で教えてもらったサイトが CAMBODIA NOTE。カンボジアの情報が知りたかったら、このサイトを見るのが一番良いです。ガイドブックも持っていましたが、そのサイトが知りたい最新情報をいい感じにまとめてくれているので、滞在中に何度も参考にしてました。

物価に関しては、モノによってはもう安くはないなというのか率直な感想

カンボジアの物価は、僕はモノによってはもうそれほど安くないなというのか率直な感想でした(もちろん僕が行った店が観光客用というのは前提です)。

カンボジアはまだ人件費がめちゃめちゃ安いので、移動(Grab)やスパやマッサージみたいに人間が関わるサービスは相当安いです。ドライバーと車を1日チャーターしても $25 とかだし、日本語が話せる観光ガイドさんも 1日$60 くらいで雇えます。

じゃあ食事はどうかというと、たしかにドラフトビール(カンボジアのビール)は安いです。だいたいドラフトビールが $0.5-1.5 程度です。その他に Tiger や ハイネケンが $1.5-2.5 くらい、食事は 1品 $3-6 くらい、高級店に行っても 1皿 $10 くらい思います。

じゃあこれが日本に比べて爆安なのかというと、冷静に考えると実はそうでもないです。ドル表記されるとアメリカの物価と比較してしまうので信じられないくらい安いように錯覚しますが、日本にある居酒屋や牛丼屋、ファミレスの価格と比べて安いかと言われると、それほど大差はないと思います。

たとえばわかりやすく言えば鳥貴族は全品 360 円ですが、アメリカドルにすれば $2.5 です。これ全部 $2.5 ってマジでやばいですよね。むしろどうやって回してるのか不思議なくらいです・・・

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# 鳥貴族で $2.5 で食べたり飲んだりできるもの

現在 $1 = 145 円くらいなので、

  • 300円のおつまみは $2
  • 500円のドリンクが $3.5
  • 800円の食事は $5.5 

です。

最終日に訪れたバーは、ジントニックが1杯 $3.5 (500円) でした。バーのドリンク1杯 $3.5 って言われたら「安!」って思いますが、1杯500円のジントニックって言われたら、まあホテルのバーとかじゃなければ、そういう店も日本にありそうじゃないですか?物価でいうとそんなかんじです。
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# 最終日のディナーの後に友人家族とみんなで行ったバー。子供も連れて行ったら、隣にいたカンボジアの方が子供にすごく優しくしてくれました

もちろん全体感で言えば日本のほうが物価は遥かに高いですよ。それはもちろんです。ただ、あらゆるモノの価格が安いかと言われるとそうでもないし、冷静に見ると日本とほぼ同じ金額のものもたくさんあるなというかんじです。

逆に言えば、外国から日本に来た人たちは日本の金額感を同じくらいの価格帯として見ているのかと思うとパラダイスだろうなと思います。とりあえず日本はもっと値上げした方がいいよね。

アンコールワット&遺跡ツアー

カンボジアといえば、世界遺産のアンコールワットですよね。今回は遺跡ツアーに加えて、 アンコールワットに初日の出を見に行きました。

1月1日は初日の出を見て、一度ホテルに戻り、昼からアンコールトムとタプローム、アンコールワットの中を見に行きました。本当はもっともっとたくさん見どころはあると思うのですが、子供もいるので1日でクイックにまわるお手軽ツアーを事前にホテルにお願いしておきました。

遺跡ツアーは専用車をチャーターと日本語ガイドさんをつけることをオススメします。グループツアーもあるようですが、個人で雇った方が絶対満足度は高いです。それから、アンコールワットに入場するためのチケットは別途必要な場合が多いので、含まれてない場合はオンラインから申し込んでおきましょう。12歳未満は無料です。

朝5時くらいにホテルの車で出発して、30分ほどでアンコールワットに到着。初日の出でしたが、それほど混雑することもなく(アンコールワットが広いので)、素晴らしい初日の出を見ることができました。
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一旦ホテルに戻り、少し仮眠と休憩をして、昼から日本語が話せるガイドさん(ニックネーム:あんぱんさん)とアンコールトムとタプローム、アンコールワットの中を見に行きました。

専属ガイドさんをつけると、1つ1つの歴史的な背景や意味なんかも全部説明してくれて、家族写真も何枚も撮ってくれるので、旅の満足度が一気に上がるので本当にオススメです。
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# あんぱんさん。公認ガイドさんは、みんな同じ洋服を着ています。いろいろ説明してくれました

見るところはしっかり見て、移動はあんぱんさんがドライバーさんと連絡をとりながらなるべく負担にならないようにいいところに車を止めてもらって、快適なツアーでした。
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# アンコールトム。仏教とヒンドゥー教について学びました
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# タプローム。ある日鳥が木の実を落としたら、そこからガジュマルの木が出てきて、とてつもない長い年月をかけてこうなったそうです。「トゥーム・レイダー」の撮影地としても有名。
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# ご存知アンコールワット。壁画の意味もわかりやすく説明してくれました。やはりガイドさんは最高ですね。

アンコールワット&遺跡群ツアーは2回目でしたが、何度来てもその壮大さに感動します。

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ということで、年末年始はカンボジアを訪れました。とてもいい街だし、カンボジアの方は皆さん親切でご飯も美味しいので、ぜひ訪れてみてください。
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# この アモックっていうカンボジア料理がマジで美味しすぎて、旅の中で何度も食べました

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