Shoho Kozawa

November 27, 2021

テスラを買って8ヶ月が経ったからいろいろまとめてみた

今年の4月にテスラのモデル3が納車されて、8ヶ月ほどが経ちました。かなりのペースで運転しているので、納車6ヶ月で10,000キロを突破、早くも12,000キロを突破しました。半年乗ってみてわかったことをシェアーしたいと思います。

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オートパイロットは神

まずは何をさし置いても運転支援システム「オートパイロット」。予想通り(予想を超えて)最高です。最低でも週に1往復は首都高湾岸線を逗子から渋谷まで乗っていますが、逗子から交通量が多くなる大井南までは料金所と車線変更以外運転していません。全体の90%くらいは運転してないですね。本当に未来だなと思います。

オートパイロットは30秒くらいハンドルを動かさないと警告がなるので、完全に手放しで運転できるわけではありませんが、ほぼ自動運転に近いです感覚です。この前はランチを食べる時間がなくて、渋谷から逗子に戻る高速で、吉野家の牛丼を食べる・・・という夢を見ましたが、問題なく運転できていました(夢ですよ、本当は常に周囲を警戒して手を添えてないといけないので、まさか牛丼なんて食べてませんよ)。

一般道では、自転車が横をすり抜けたり路上駐車もあるので、広い幹線道路以外ではオートパイロットの利用は難しいと思います。歩行者や自転車が走行可能な道でオートパイロットを使うと、場合によっては緊急ブレーキが作動して危ないので利用していません。渋滞している時や長い信号待ちでは一般道でもオートパイロットを使っています。快適です

オートパイロットは雨の日や夜でも完璧に作動するので、人間よりもはるかに安全なように感じます。夜に好きな音楽をかけてコーヒーを飲みながら湾岸線をオートパイロットでのんびり走りながら逗子に帰るのがお気に入りの時間です。

オートパイロットがない生活には戻れないですね。

スマホ連動なしに戻れない

オートパイロット以外に素晴らしいのがスマホとの連動です。車の外から車を操作できることがこれほどまでに便利なのかと驚きました。窓を開け閉めしたり、エアコンやシートヒーターをつけたり、充電の状態を確認したり、本当に便利です。特にエアコンは夏や冬は出発10分くらい前からつけておけば、快適に乗ることができます

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車は進化する - ソフトウェアアップデート

テスラは車両をソフトウェアで管理しているため、定期的にスマホのアップデートのように車両のアップデートが行われます。たとえば、洗車モードは数ヶ月前に追加された機能で、最近ではナビに「経由モード」が追加されました。ソフトウェアのアップデートは車両からも行えますが、スマホ経由でも行えます。本当にタイヤがついたスマホのようです。

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セントリーモードで安心

テスラには、駐車中に車両監視してくれるセントリーモードが内蔵されています。実は納車1ヶ月で自宅近くの図書館に駐車していたらぶつけられました。その時にはスマホにプッシュ通知が飛んできて、ぶつかった時の様子が動画にしっかり撮られていました。

セントリーモードは、不審者が車のまわりをうろちょろしただけでもちゃんと録画されます。ちなみにここに映ってるのは友人なので、不審者じゃないです(笑)

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1点だけ難点があるとすると、セントリーモードは車外に設置されている7台のカメラが常時監視してるので結構バッテリーを食います。日常ではまったく意識する必要ないのですが、たとえば駐車場に車を停めて旅行に行く時などには、少し意識する必要があります。数ヶ月前に羽田空港に4日ほど車を置いて、実家に帰省した時には、戻ってきたらバッテリーが半分ほど減っていました。テスラオーナーのToshiさんが動画にまとめてましたので、気になる方はご覧ください。ちなみにセントリーモードは、充電残量が20%を切ると自動でオフになるので、車に戻ったら電欠していたなんてことは起きませんのでご安心ください。

また、運転中はダッシュカムという車載カメラが前後左右を監視してくれています。通常はどんどん上書きされますが、何かあればディスプレイにあるボタンを押せば過去10分の録画を保護してくれます。また自分で設定すればクラクションを鳴らしたときに過去10分間の録画を保護することもできます。また、ボタンを押さなくても車両に異常を感知したら自動で過去10分間の録画が保護されます(これも購入後にアップデートで配られた機能です。本当にアップデートに感謝です)。

以前、前を走っていた車が事故を起こしたのですが、その際も警察にダッシュカムの映像を提出しました。

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自宅充電なら困らない

電気自動車で一番気になることが充電だと思います。私が購入したのは、航続距離が448Kmのモデル3 スタンダードレンジプラスなので、バッテリーは一番少ないものですが、それでも自宅に充電設備を入れていれば充電が気になったことはありませんでした。自宅にガソリンスタンドがあるようなものです。

少し長距離を運転する時でも、テスラが設置しているスーパーチャージャのスピードは爆速なので休憩がてらスーパーチャージャーまで行って30分も充電すれば大体十分です。テスラにはデフォルトでYouTubeやNetflixのアプリが組み込まれているので、停車中であればそれらを楽しむことができます。

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強いていえば、その上のロングレンジは価格差は約90万で航続距離が一気に上がって614Kmになるので、逗子と東京を比較的高頻度で往復する使い方を考えるとロングレンジを検討してもよかったかなと思いますが、スタンダードレンジでもまったく問題はありません。

ファントムブレーキに焦る

オートパイロットは文句なく便利ですが、1点だけ問題があるとすると、ごく稀にまったく危険がない場所でブレーキがかかることです。これをテスラオーナーは「ファントムブレーキ」などと呼んだりします。のんびりドライブしているときに、いきなりファントムブレーキがかかるとびっくりします。今後センサーが良くなったら解消されていくことを期待しています。

駐車場はギリギリOK

テスラのモデル3は、車幅が1849mmなので、同型の他社メーカーに比べてもかなり大きいです。テスラはアメリカ車だけあって、想像よりかなり大きいんですね。マンションの駐車場の問題でテスラを諦めた方も多いと聞きます。

今のところ都内の立体駐車やコンパーキングであれば、ギリギリですが大体どこでも入ります。都心だと立体駐車に入れることも多いので助かります。日本で発売が待たれているモデルYは横幅1921mmなので立体駐車やコインパーキングに入らないところもありそうです。モデルSやモデルXは当然もっと大きなサイズです。

事故るとなかなか時間とお金がかかる

前述のとおり、納車1ヶ月で自宅近くの図書館に駐車していたらぶつけられました。修理にはとても時間とお金がかかりました。まず、テスラにはディーラーがないので、自分で連絡をしてテスラ公認メンテナンス工場である神奈川県・港北のヤナセに持っていって見積もりを取り、部品が届いてから実際に3週間ほどの入院になりました。料金は約50万でした。もちろんすべて先方の保険で支払ったので出費はありませんでしたが、時間もお金も相当かかります。このあたりは国産車などディーラーがいろいろなところにあるメーカーのほうが便利ですね。

ちなみにヤナセオートシステムズの広大な駐車場には、無残な姿になった高級車が関東中から集まっていて修理されています。あれを見ると本当に安全運転の重要性を実感します。。。

メンテナンスがスマホから予約

メンテナンスが必要になったらスマホからサービスセンターの予約を取ります。車検や1年点検なんかもスマホで予約を取ればサービスセンターで行ってくれます。この辺りがストレスなくできる人じゃないとオススメできないですね。

ソフトウェアがフリーズする

テスラはソフトウェアなので、パソコンなどと同じように、ごく稀にディスプレイがフリーズします。フリーズしてもワイパーやウィンカー、アクセル、ブレーキなど、運転そのものには影響はありませんが、バックモニターや速度表示、ナビ、ギア表示などがわからなくなるのでけっこう焦ります。

初めに発生したときに相当焦ったのですが、落ち着いて車を停めてウェブで調べたら、どうやらハンドルの左右についているボタンを5秒長押しするとソフトウェアの再起動がかかるようなので、それで対応をしました。テスラオーナーは(滅多に起きませんが)トラブルに冷静に対応できる能力が求められます。こんなことがトヨタ車で起きたらニュースになって大問題ですが、テスラだと誰も気にしないし、そういう対応ができないのに買ったら、その人の責任くらいなイメージなので不思議なものです。

音楽が友達

テスラには、プレミアムコネクティビティというサービスがあります。このオプションを月額980円で購入すると、ドコモ回線を自分の車両に組み込んでネットに常時接続させることができます。これでテスラに初めから組み込まれているYouTubeやNetflix、Spotifyをストレスなく楽しむことができます。またGoogle Mapが渋滞情報をリアルタイムで表示してくれます。

ちなみに私は音響は素人ですが、テスラに搭載されているスピーカーは信じられないくらい素晴らしいもののようです。Bang&Olufsenという音響メーカーのエンジニアを雇って専門に作らせたものという噂もあり、同社が製造している120万のスピーカーシステムより良いと言っている人もいます。

もちろん980円を払いたくなければ、スマホのデザリングでネット接続してもいいのですが、このあたりのシームレスな体験は自分にとってはすごく大切なので980円を喜んで払ってます。

補助金最高

書類は最高にめんどくさかったですが、補助金もちゃんといただきました

電気自動車はいろいろ優待される

電気自動車に乗っているといろいろラッキーなことがあります。たとえば満車のときでも電気自動車専用の駐車スペースを利用できたり、東京都神奈川県など多くの公共施設では駐車料金が割引されます。代々木公園や湘南エリアの公共駐車場なども対象です。

自動車税は東京都や愛知県であれば5年間免税されます。その他の地域でもグリーン化特例により、翌年度は減税されます。

自動車重量税は0円です。

東京都はまず補助金が60万円もらえて、自動車税も5年間無料なので、羨ましい限りです。

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ということで、楽しいテスラライフを送っています。

テスラは決して万人にオススメできるプロダクトではありません。何かわからないことがあればディーラーに行って、コーヒーが出てきて、そこで丁寧に説明してほしい、先ほどのフリーズやファントムブレーキなんて許せない!と思う人は買わない方がいいと思います。アメリカの航空会社に乗ったら、ANAやJALとの違いに驚くと思います。アメリカのホテルに行けばシャワーのお湯が出なかったり、電車やバスは予定通り来ないどころか運休なんて日常茶飯事だから何かあっても自分で解決しないといけない。そういうのが嫌な人は国内旅行に行った方がいいのと同じです。絶対トヨタのほうがいいに決まってます。壊れないし、サービスはいいし、世界中の人がトヨタ車を愛している理由はそこです。

だけど、テスラはめちゃくちゃかっこよくて、便利で、革新的で、惹かれるんです。ぼくはそこが大好きですね。

もし追加でご質問なんかあれば、こちらからご連絡ください。

参考

お読みいただきありがとうございました😀

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