新年あけましておめでとうございます。2024年もよろしくお願いします。年末年始、ベトナムとカンボジアを友人家族と訪れ、リラックスした休暇を楽しみました。昨年は様々な出来事がありました。

1月に現在所属しているGoogleがWorkforce reduction（日本語でどのように表現するのが最適なのかわからないので英語のままにしています）を発表しました。この件について、会社が公式にどのような発表しているのかを正確に把握しているわけではないので、詳細はここではノーコメントです。

知り合いの同僚にも影響があり、複雑な気持ちになりました。残った私たち社員は、困難な状況の中で前進しなければならない状況に直面しました。2023年のスタートは厳しいものでした。

さらに、ビックテックと呼ばれている米国大手IT企業だけでなく、日本企業も「整理解雇」や「希望退職」など言葉の使い方は様々であったとしても、いわゆる人員削減に踏み切りました。2023年は経営に近い方々と話すと人員削減の課題が多かったように思います。これまでよほど大きな理由がない限りタブーとされていた日本での人員整理がIT企業でも行われ始めた事は、実はかなり大きな変化だったのかもしれません。そして来年もこの流れは止まらないと予想しています。

仕事で言うと、もう一つ大きな変化がありました。これまで新卒からずっと関わってきたアドテクノロジー業界を2022年末にやめて、2023年から Google 広告のデータ基盤や計測基盤などのチームを専任で見ることになったことです。2007年に右も左もわからず始めたアドテクノロジー業界での自分のキャリアはここで一区切りと言うことになります。

思い返してみると、まだRTBもDSPもSSPもなかった2007年にこの世界に入り、そこから市場の上りのエスカレーターに乗る形でぐんぐん成長し、気づけば約15年。25-40歳のときに上りのエスカレーターに身を置けたことはもっとも大きな幸運でした。本当にありがとうございました。

2023年は生成AIの年でした。春に ChatGPTの衝撃が世界中を駆け巡り、とてつもないスピードでどんどん進化していきました。ある人はスマホ登場以来の大革命だと表現し、ある人ChatGPT によって人間の仕事の7割は奪われるかもしれないと警告を出しました。肖像権や著作権などの問題もAIの進化により注目されることになりました。

私個人も生成AIがなかったときのことを思い出せないくらい、すでに生成AI は自分の仕事の中に深く入り込んでいます。2024年もこの進化は続くと予想され、急速な技術革新にワクワクしています。

20年ほど前にスマートフォンがこの世に出てきたときに、この技術革新をいち早く取り入れた企業や個人と、そうではない人たちには、多くの差が生まれました。生成AIのテクノロジーもこれと同じような軌跡をたどる可能性があります。新しい技術革新に対して毛嫌いせずに、柔軟に取り組む姿勢がより重要になると思います。

2023年は子供を3週間シンガポールのサマースクールに2週間入れてみました。かなりの反響があって、帰国後にいろんな方に詳しい話を聞かれました。この経験のおかげなのか、娘はシンガポールを大変気に入って、再来週の私の出張にも学校休んでついてくるそうです。世界が広がる事は素晴らしいことです！

また、滞在中には初めてシンガポール国立博物館を訪れて、シンガポールの歴史についても学びました。1つの国にこれだけ長くいる事はあまりないので大変良い経験になりました。

いよいよ40歳の大台に乗りました。40歳の目標は40歳だと思わないことにしました。

偶然なのかなのか、よくわかりませんが、去年は多くの人たちからキャリアの相談を受けました。会社の人はもちろん、前職の人や友人からも相談したいと言われて、いろいろな人とご飯に行ったりランチに行ったりしました。みんな30代後半から40代に差し掛かり、自身のキャリアについて悩む時期なのかもしれません。振り返ってみると、去年の後半に書いた多くのブログ記事が、実はキャリアに関する内容でした。

2023年も良い本にたくさん出会いました。その中でも個人的ベストセラーはこちら。

2024年もたくさん読みたいと思います。

2023年は、もちろんここに書いていること以外にもたくさんの良いことがありました。当然ワインはたくさん飲んだし（そういえば1本20万円のサロンを飲んだ）、旅にもたくさん行ったし、ライフワークのようにいろんな人たちとご飯を食べながらいろんな話もできました。仕事で関わる仲間も増えて、新しい経験もたくさんできました。自宅にも多くの友人が遊びに来てくれました。

2024年もたくさん働いて、たくさん遊んで、やりたいことやって、美味しいもの食べて、人生を楽しみたいと思います。

今年もよろしくお願いします！